はんかがい

25歳学生の日記

10月前半のこと

「イヌハワントナク」は競走馬の名前。良い響き。競走馬の名前のルールは、アルファベット18文字以内、かつカタカナ9文字以内と国際協約で決まっているらしい(ウィキペディア参照)。文字数と公序良俗に反しなけばよいので、かなり自由な印象がある。自分が好きな馬は2019年の有馬記念などを勝った「リスグラシュー」。有馬記念では、当時現役最強馬のアーモンドアイが出てきても絶対に勝てるだろうと確信していて、2着に5馬身の差をつける圧勝で、単勝を当てさせてくれた。満員の中山競馬場で観戦し、直線で突き抜ける姿に興奮と鳥肌が止まらなかったのを覚えている。また満員の競馬場で声を出して競馬が見たい。

 

毎日があっという間に過ぎていき、また明日、また明日を繰り返しているうちに10月も半分が終わってしまった。相変わらずぼんやり過ごしている。

1日にバイト先の子と夕飯を食べて帰ったら、母がプチ家出をしていた。父と祖母、伯母のことで揉めているらしい。母の気持ちも理解できるが、父も板挟みにされていてかわいそうである。そのうち帰ってくるだろうとわかっていても動揺した。小学校4,5年くらいの時も「もう出ていく」としばしば家出していて、自分だけ泣きながら追いかけていたのを思い出した。母の機嫌を異常に気にして生きるようになったのはその頃からのような気がする。母の機嫌が、食事など生活に直結するからそうなるのも仕方ない。決して、母と関係が悪いわけではない。なんならそこら辺の家庭よりも仲はよいと思う。朝起きたら帰ってきていた。2日、バイト嫌すぎるとずっと考えていたらユニフォームを忘れてしまい母に届けてもらった。

4日、帰りに電車乗ったら、でか美ちゃんがいてめっちゃ目が合った。芸能人を見かけるのは久々だった。ウイカの代役をしたオールナイトニッポンがおもしろかったことを伝えたかったが、電車だからできなかった。そもそも常識として見かけても声を掛けたらいけないな。前にバルト9でR-指定に会ってサイン書いてもらったことがある。ゲストがCreepy Nutsの根本宗子のイベントをロフトプラスワンに見に行って、その帰りに寄ったらいて、同じルートたどってるわと思ったのを覚えている。「あんま良いのやってないっすよ」と言ってエレベーターに乗っていった。5日、授業行く前に電車の中で思い立って、日比谷で「マイブロークンマリコ」を見た。思わず笑ってしまうところもあって、時間も短くて見やすかった。リアリティがあるのに、非現実的なことが起こると感情が追いつけない。自分はリアルかファンタジーかはっきりしていないと楽しめないのかもしれない。あと、でかい画面のでかい音で感情的になって叫ぶ姿は、少ししんどかった。9日、バイトの子がやめることを店長に伝えたら、「ここでやめたら成長できない」やらなんやら引き止められていた。自分は学生のバイトのうちにいろいろな職種を経験する方が成長に繋がると思っているので、とても理解できなかった。

10日、約1か月ぶりに何も予定のない休日。寝ながら、出雲駅伝クライマックスシリーズを見ていた。近本が2球連続でバント失敗するところの記憶から、気が付いたら1点ビハインドの9回裏の牧の打席になっていた。ベイスターズが一打サヨナラの場面を作ったがゲッツーで試合終了。初めてちゃんとシーズンを追って、応援をしてきたから悔しかったというか、喪失感のようなものがあった。Twitter見たら、選手や采配にキレている人だらけで嫌になった。こういう時にTwitterを開いてはいけない。出雲駅伝は、弊学が新記録で優勝しました。スポーツ新聞作成のサークルにいただけあって、体育会も応援しているし、自分の大学への所属意識も高いのでうれしかった。

12日、青山の美容院にパーマをかけに行った。5月末にいつも行っている美容院でパーマをかけたけど出来がイマイチだったから、それならインスタで見つけた良いと思ったところに実際に行ってみようと予約するに至った。青山の美容院に行くなんて前の自分からした信じられない。眉サロン行ったりと外見にお金をかけるようになっている。人から良く見られたいというのもあるけど、鏡を見て見栄えが良いと自分の精神上もよい。美容院の入口がわからなくて行ったり来たりしちゃって到着が予約時間ピッタリ。座席数が多くて、スタッフの人数も多く常に動き回っているし、みんな洒落てるし場違いかなと緊張した。結果、仕上がりが気に入ったので行ってよかった。待ち時間と居心地の悪さはあったけど、カットは丁寧で仕上がりも良かった。値段的に毎月は行けないけど、何か予定がある前とかにまた行きたい。

15日、K-POPのフェス的なKCONに行った。有明アリーナに行くのにはじめて豊洲に行ったが、街は整備されていてきれいで、マンションだらけ。街全体が公園のようですごく違和感があって不気味な感じがした。たぶん、一軒家が全くなくて自分の生活環境と違いすぎるからだと思う。

KCONは、ただのライブというより韓国のコンテンツを広めるイベントのひとつとしてライブが行われるようで、コスメや出店もあって人でごった返していた。早く着いても時間潰せそうだと思って早めに行ったが、外は無銭でも参加できるため人が多すぎて何もできず、近くの有明ガーデンを回ってベンチで時間を潰していた。Twitterを見てると熱心なファンがチケットに外れたことを嘆いていたり、高値で売られていたりしていてライトファンでごめんなさいと思いつつ入場。女性が8割強で、数少ない男子も見た目からして韓国好きですといった感じで浮いていたと思う。席は3階席で、360°ステージの正面側で、豆というほど遠くはなくメンバーを認識できるくらいの距離。ライブは各グループ2、3曲ぐらいで、目当ての1つNew Jeansは「Attention」「Hype Boy」の2曲。「Hype Boy」はおそらく今年一番聞いているくらいのお気に入り曲で、そのパフォーマンスが見られて嬉しかった。これからもっと人気になるであろうグループの初来日が見られたのも良い。もう一つのお目当てのIVEは、「After Like」「ELEVEN」「LOVE DIVE」の3曲。ガウルが近くの花道でせり上がり、イントロが始まってからずっと鳥肌がすごかった。遠目から見ても、ウォンニョンの顔の小ささと手足の長さが際立っていた。他のグループは、fromis 9も楽しみだったけど、知らない曲が多くて「LOVE BOMB」の日本語版しかわからなかった。客の民度が悪いらしいというのをチラホラ見かけていたから不安だったが、自分の周りは特に問題はなく、少し前に座っている女の子二人組がどのグループのどの曲でもノリノリに楽しんでいてよかった。目の前の通路に溜まってしばらく話していた招待客と思しき人らは最悪だったけど。当たった時は入金するか迷ったけど、行ってよかった。そうそうこんな機会もないだろうし。楽しかった。

 

10月前半はこんな感じでした。まめに日記を書きたいのだけど面倒くさくなってしまう。「イヌはワントナク」というタイトルをつけたのだけど、センスを出そうとしすぎている感じがしてしまってやめた。タイトルをつけるにあたって考えた結果、それっぽくなるように競走馬の名前から引用した。冒頭の競馬についての文章は言い訳。引用するにも、歌詞や曲名、小説の一説などでは狙いすぎている感じが出てしまうので、競走馬にして、競馬について書くことで理由付けしようとした。1日たってみると、どう考えても競走馬の方が狙いすぎていると思ってのでやめる。こういうのを自意識過剰というのだろうけど、だいぶマシになった方だが無くならない。